発達障害による二次障害が治らない理由と向き合い方|改善のために今できることと支援情報を徹底解説

青空と一本の木と芝生広場
発達障害

発達障害がある方やそのご家族の中には、「発達障害による二次障害は本当に治らないのだろうか」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

二次障害が長引いたり繰り返したりすると、将来への希望まで見失いそうになることもあります。

本記事では、なぜ発達障害からくる二次障害は治らないと感じられるのか、その背景や症状、さらに改善や予防のためにできる工夫についてわかりやすく解説します。

ひとりで悩まずに前向きな一歩を踏み出すヒントを、ぜひご覧ください。

発達障害の二次障害は治らないのか?

青空と木々が並ぶ公園の芝生広場

発達障害の二次障害とは、もともとの発達障害に伴って現れるうつ病や不安障害、適応障害などの精神的な症状を指します。

こうした二次障害は、発達障害の特性による生きづらさや日々のストレスが重なることで発生しやすくなります。

そのため、治療やサポートを受けても、一次障害の特徴が残る場合には症状が完全には消えにくい場合があります。

二次障害が治りにくい理由

二次障害が治りにくい背景には、発達障害特有の困難さが根本にあることが多いです。

生活の中で繰り返し失敗体験や人間関係のトラブルを経験することで、自己肯定感が低下し、心の問題が複雑化していきます。

また、周囲からの理解や適切な配慮が不足している環境では、ストレスが積み重なりやすく、回復を阻害してしまいます。

発達障害そのものが長期にわたる特性であるため、継続的な対応や支援が求められます。

二次障害を完全に治すことが難しいケース

二次障害が完全に治らない場合には、以下のようなケースが挙げられます。

  • 長期間にわたり適切な支援を受けられなかった場合
  • 周囲の理解や配慮が十分でなかった場合
  • もともとの発達障害の特性が強く生活の中で多くの困難を感じている場合
  • 自己肯定感の低下による心理的負担が大きい場合

これらの要因が重なることで、二次障害の症状が慢性化しやすくなります。

継続的な症状と改善できる症状

二次障害の症状には、継続的に現れるものと、適切な支援や治療により加減や改善が見込めるものがあります。

継続しやすい症状 改善が期待できる症状
慢性的な不安や緊張 抑うつ状態(軽症の場合)
自己肯定感の低下 一時的なストレス反応
繰り返す社会的不適応 集中力の低下やイライラ

発達障害の本質的な特性が根本にあるものは継続しやすい一方、生活環境の調整や認知行動療法などの介入により一部の症状は改善することがあります。

早期介入や適切な支援がもたらす変化

発達障害に伴う二次障害を予防したり、症状の悪化を防ぐためには、できるだけ早い段階からの介入が非常に大切です。

早期に適切な支援や環境調整が行われることで、二次障害が重症化したり慢性化するリスクを大きく下げることができます。

家族や学校、職場と連携し、その人に合ったサポート体制を整えることで本人の安心感が増し、自己肯定感が回復しやすくなる声も多いです。

治癒を目指すための日常的な工夫

発達障害の二次障害に対しては、日々の生活の中でできる小さな工夫もとても役立ちます。

  1. 無理のないスケジュールを立てる
  2. 困った時に相談できる人を見つけておく
  3. できたことや良かったことを振り返って自分を褒める
  4. 趣味やリラックスできる時間を積極的に作る
  5. 睡眠や食事を大切にする

自分にあった方法でストレスを軽減し、自信を持てる体験を積み重ねていくことがポイントです。

医療・福祉サービスによる支援の限界

医療機関や福祉サービスを利用することは重要ですが、すべての悩みや困りごとがすぐに解決するわけではありません。

本人や周囲の人が根気強く取り組んだり、社会全体の理解が深まることも必要です。

支援サービスは、その人自身が安心できる場所や人間関係作りの一助にはなりますが、日常の些細なストレスや心理的な負担すべてには対応しきれない場合もあります。

持続的なサポート体制と、個々の特性に合わせた理解や工夫の積み重ねが、より良い状態への近道だといえるでしょう。

発達障害による二次障害の主な症状

青空と若葉と木の枝

発達障害がある人は、その特性や生きづらさからさまざまなストレスを感じやすく、続けて現れる心や体の不調が「二次障害」と呼ばれます。

これらの二次障害は、日常生活や人間関係に影響を及ぼすことが多く、早期の気づきと適切な対応が大切です。

主に見られる症状には、うつ病や不安障害、適応障害など多岐にわたるものがあります。

うつ病

発達障害を持つ人は、周囲となじめなかったり、繰り返し失敗や叱責を経験することで自己評価が下がりやすい傾向があります。

その結果、気分が落ち込む、何もする気が起きない、物事に興味が持てないといったうつ病の症状に発展することがあります。

睡眠や食欲の変化、絶望感や自分を責める思いが強くなる場合もあります。

放置すると悪化しやすいため、早めに専門家へ相談することが重要です。

不安障害

発達障害の特性から人間関係や新しい環境に適応することが難しく、不安を強く感じやすい人が多いです。

周囲からの理解が得られにくい経験が積み重なることで、不安障害につながることがあります。

不安障害にはいくつかのタイプがあります。

  • 全般性不安障害(いつも不安を感じている)
  • 社会不安障害(人前で緊張したり失敗を恐れる)
  • パニック障害(急な動悸・めまいなどの発作が起こる)

このような症状がある場合は、専門の医療機関で相談することがおすすめです。

適応障害

学校や職場、家庭など新しい環境や変化にうまく適応できず、心身にさまざまな不調が現れることがあります。

これが適応障害です。

ストレスとなる出来事が明確であることが特徴で、発達障害の特性によりストレスを感じやすい人ほど発症しやすくなります。

心の症状だけでなく、体調不良や腹痛、頭痛などの身体症状がともなうことが多いです。

強迫性障害

強迫性障害は、自分でもやりすぎだと分かっていながらも、繰り返し同じ行動をしたり、考えが頭から離れなかったりする障害です。

発達障害のある人はこだわりが強い傾向もあり、これが極端になると強迫性障害として現れることがあります。

代表的な症状は以下の通りです。

主な強迫行動 内容の例
確認行為 戸締まりやガスの元栓を何度も確認する
洗浄行為 何度も手を洗う・清潔さにこだわる
並べ替え 物の配置が決まっていないと落ち着かない

周囲の人に否定されやすいですが、本人にとっては強い不安にかられているため、理解とサポートが必要です。

依存症

発達障害がある方は、日常のストレスや失敗経験から逃れるために、アルコール、ギャンブル、インターネット、ゲームなどに依存しやすくなる場合があります。

依存行為は一時的に気分を和らげる効果がありますが、度を超えると自己コントロールができなくなり、生活に支障をきたすことがあります。

また、周囲との関係が悪化したり、経済的な問題につながるケースもあります。

適切な支援や治療を受けることが大切です。

心身症

心身症とは、精神的なストレスが主な原因となって体にさまざまな症状が現れる病気です。

発達障害の二次障害としては、胃腸の不調、頭痛、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、過敏性腸症候群などがみられることがあります。

自分では気づかないうちに無理をして体に負担をかけてしまうことも多いです。

心も体もサポートできる環境作りが重要となります。

引きこもり・不登校

発達障害の人は、学校や職場、家庭で繰り返し困難な経験をすると、自己肯定感が低下し、外に出ること自体が怖くなることがあります。

その結果、不登校や引きこもりといった状態に進行することも少なくありません。

本人に合った環境やサポート体制を整えることで、少しずつ社会との関わりを持てるようになるケースもあります。

焦らず、ペースに合わせて支えていくことが大切です。

発達障害で二次障害が起こる原因

青空と一本の大きな木

発達障害をもつ方に二次障害が起こるのには、さまざまな理由があります。もともとの発達特性に加えて、環境や周囲の関わり、本人の経験などが複雑に影響し合っています。ここでは主な要因を解説します。

自己肯定感の低下

発達障害の特性によって、周りの人と同じようにできない経験が増えると、自分に自信を持てなくなってしまうことがあります。

自分はダメだと感じる場面が積み重なることで、自己肯定感がどんどん下がり、やがてうつ状態や不安障害などの二次障害につながりやすくなります。

たとえば学校での勉強や友達づきあい、職場でのコミュニケーションなど、日常の色々な場面で「自分は劣っている」と思い込んでしまいやすいです。

このような気持ちを抱える方が、長期間そのままの状態でいると心のバランスを崩しやすくなります。

  • できない経験が続く
  • まわりと比較して落ち込む
  • 「自分はダメだ」と思い込む
  • うつや不安障害などを発症しやすくなる

周囲の理解不足

発達障害についての知識や理解が周囲に十分にないと、本人が困っていることに気付けなかったり、誤解や偏見を持たれてしまうことがあります。

その結果、過度な叱責や排除、不適切な接し方によって、本人のストレスが大きくなります。

特に学校や仕事の場面で支援が受けられない場合、孤立感や無力感が増し、心の健康にも悪影響が出やすいです。

下記の表は、周囲の理解不足がもたらす主な影響例です。

場面 理解不足による影響
学校 いじめや仲間外れ、成績不振への非難
家庭 誤ったしつけや叱責
職場 業務上の誤解や評価の低下

繰り返される失敗体験

発達障害の特性から、他の人よりもミスや失敗を経験する機会が多い場合があります。

同じような失敗を何度も繰り返すと、「またダメだった」という否定的な感情が蓄積されやすくなります。

その結果、チャレンジ精神が失われたり、何事にも消極的になってしまうことも珍しくありません。

こういった状態が続くと、やる気の低下からうつ症状が現れることもあります。

失敗体験が大きなストレスとなり、自尊心や意欲に深刻なダメージを与えてしまうのです。

いじめや差別

理解されにくい特性が原因で、いじめや差別の対象になるケースも少なくありません。

人との違いを揶揄されたり、排除されることで、大きな心の傷を負うことがあります。

こうした経験は、心身の健康に重大な悪影響を及ぼすことがあり、自信を喪失したり、社会との関わりを避けるようになる原因にもなります。

いじめや差別を受けた方は、自分の存在価値に疑問を持つようになり、二次的な精神的障害の発症リスクが高まります。

周囲のサポートや理解が不足していると、状況はさらに悪化しやすいので注意が必要です。

発達障害の二次障害に対する治療法

青空と一本の木が立つ広い芝生

発達障害にともなって現れる二次障害は、本人が日常生活で直面するストレスや困難から生じることが多いです。

うつ病や不安障害、強迫性障害など、さまざまな精神的な問題が重なって現れることもあり、早期対応が重要です。

二次障害の治療では、本人の困りごとや苦しさに合わせた多角的なアプローチが取られます。

認知行動療法や薬物療法、家族療法、環境調整、カウンセリングなどが主な治療法として挙げられます。

認知行動療法

認知行動療法は、思考と行動のパターンを見つめ直し、ストレスを和らげる効果が期待できます。

発達障害による二次障害では、不安や落ち込みなどネガティブな気分が強くなりやすいため、物事のとらえ方を柔軟にし、自己評価を高めるために活用されます。

  • 自分の気持ちや考えを書き出す「記録の活用」
  • ストレスを和らげるリラクゼーション法
  • 困ったときの対処行動の練習

専門家と一緒になって段階的に進めることで、無理のないペースで前向きに取り組むことができます。

薬物療法

二次障害として現れるうつ病や不安障害、強い緊張感には薬物療法が用いられる場合があります。

発達障害そのものを薬で治すことはできませんが、併発する精神症状を和らげることが主な目的です。

薬の種類 主な働き
抗うつ薬 気分の落ち込みや不安を軽減する
抗不安薬 過度な緊張や不安を和らげる
睡眠薬 不眠が続く場合にサポートする

医師と相談のうえ、症状に合わせて適切な種類や量が選ばれます。

副作用や依存性についても、十分な説明と観察が行われながら進められます。

家族療法

発達障害の二次障害を抱える方のためには、家族の理解とサポートも重要です。

家族療法では、家庭内のコミュニケーションを改善したり、支援の仕方を具体的に学んだりします。

家族の不安や悩みに寄り添いながら、本人だけでなく家族全体の負担を減らすことができます。

また、家族が適切な対応方法を身につけることで、本人の自己肯定感や安心感が高まりやすくなります。

環境調整

日常生活を送るうえで、本人の特性に合った環境づくりも効果的です。

例えば、学校や職場でのサポート体制を整えたり、周囲の人に理解を求めたりすることが大切です。

本人が安心して過ごせるような環境調整は、二次障害を予防するうえでも有効です。

小さな成功体験を積み重ねることで自信がつき、困難を乗り越えやすくなります。

カウンセリング

カウンセリングは、心の悩みや葛藤を安心して話すことができる場を提供します。

気持ちを整理し、自分の困りごとや強みを再発見するきっかけにもなります。

専門のカウンセラーがじっくり話を聴き、サポートを行います。

自分一人で抱え込まず、安心して相談できる場所を見つけることが大切です。

発達障害の二次障害を予防・軽減するための工夫

青空と一本の大きな木と芝生

発達障害の方が抱える二次障害は、早めの対策や日々の工夫によって予防や軽減が可能です。

無理をして一人で悩まず、しっかりとしたサポートや正しい知識を取り入れることが重要です。

本人だけでなく周囲の人も意識して協力することで、少しでも安心して暮らせる社会を目指しましょう。

早期発見と早期対応

発達障害の二次障害を防ぐには、できるだけ早く発達障害の特性に気づいて適切な対応を始めることが大切です。

早期発見により、本人が困難を感じる前に環境調整や支援を受けられるため、自己否定感や不安障害などの二次障害につながりにくくなります。

定期的な相談や、専門家による評価を積極的に活用すると良いでしょう。

生活リズムの安定

毎日の生活リズムを安定させることで、心身の健康を守りやすくなります。

発達障害をもつ方は、生活リズムが乱れるとストレスや疲れがたまりやすく、二次障害を引き起こすリスクが高まります。

以下のようなポイントを意識してみましょう。

  • 決まった時間に寝起きする
  • バランスの良い食事を心がける
  • 適度な運動を取り入れる
  • 趣味やリラックスタイムを作る

家族や周囲の人も一緒に意識すると、より成果が出やすくなります。

ストレス発散方法の習得

ストレスがたまると、抑うつや不安の二次障害が起こりやすくなります。

自分なりのストレス発散方法を知り、意識的に取り入れることが予防や軽減につながります。

発散方法 具体例
運動 ウォーキングやヨガ、ストレッチなど
創作活動 絵を描く、楽器演奏、手芸など
感覚刺激 音楽を聴く、アロマを楽しむ
リラクゼーション 深呼吸や瞑想、おしゃべり

自分に合った方法をいくつか見つけておくと、ストレスを感じたときに役立ちます。

支援機関の活用

一人で抱え込まず、必要なときに支援機関を活用することは大きな助けになります。

地域の相談窓口や発達障害者支援センター、医療機関など、利用できるサービスは多岐にわたります。

困ったときに頼れる場所を知っておくことで、不安を減らし安心して生活できるようになります。

支援機関は家族向けの相談や支援も行っているので、保護者や周囲の方もぜひ積極的に利用しましょう。

自己理解・自己肯定感の強化

発達障害の特性や自分の得意・不得意を理解し、自己肯定感を高めることは二次障害予防に大切です。

自己理解が深まることで、自分らしい生活スタイルや対処方法が見えてきます。

できることや努力の過程を認めることで自信が生まれ、生きやすさにつながります。

家族や身近な人からの支援や、成功体験を積み重ねることも自己肯定感の強化につながります。

相談・支援ができる主な機関

青空と太陽と木の葉

発達障害やそれにともなう二次障害に悩んだとき、困ったときは、決して一人で抱え込まずに専門の相談窓口や支援機関のサポートを利用しましょう。

ここでは代表的な相談・支援機関について紹介します。

発達障害者支援センター

発達障害者支援センターは、発達障害のある方やそのご家族、支援にあたる関係者向けの総合窓口です。

各都道府県に設置されており、相談や情報提供、具体的な支援計画の作成など幅広く対応しています。

  • 発達障害に関する悩みや困りごとの相談
  • 医療・教育・福祉の関係機関との連携サポート
  • 本人や家族向けの講習会やセミナーの実施
  • 就労・生活支援に関する相談

電話やメール相談も受け付けている場合が多く、まずは気軽に問合せてみるのがおすすめです。

精神保健福祉センター

精神保健福祉センターは、心の健康に関する相談や支援を行う公的機関です。

発達障害そのものだけでなく、うつ病や不安障害などの二次障害に関するサポートも受けられます。

主なサービス内容 対象者
心の健康相談 本人・家族・支援者
専門医の紹介 本人・家族
二次障害への支援 本人・家族

予約制の場合が多いので、事前に連絡して相談方法を確認するとスムーズです。

児童相談所

児童相談所は、18歳未満のお子さんに関するあらゆる相談を受け付けている公的機関です。

発達障害の早期発見や診断、適切な支援につなげるためのアドバイスが受けられます。

また、保育園や学校、家庭での生活面で心配な点がある場合の相談もできます。

必要に応じて医療機関の紹介や福祉サービスへの橋渡しも行っているので、困ったときは気軽に利用しましょう。

就労支援サービス

大人の発達障害の方が社会で自分らしく働くためのサポートをしているのが就労支援サービスです。

主に以下のようなサービスがあります。

  • ハローワークの障害者就職支援窓口
  • 障害者就業・生活支援センター
  • 就労移行支援事業所や就労継続支援事業所

発達障害特性に合わせた仕事探しや職場定着支援、就職後のサポートが受けられます。

自分に合った働き方や職場環境を一緒に考えてくれるので、就労に悩んだときには活用してみましょう。

発達障害の二次障害と向き合うために大切なこと

青空と太陽と木の葉

発達障害を持つ人が苦労しやすい二次障害について解説し、ここまで様々な対応法や考え方を紹介してきました。

実際に二次障害は、生活の中で無理を重ねたり、周囲からの理解が得られなかったりすると起こるケースが少なくありません。

しかし、「絶対に治らない」と思い込むことは、大きなストレスや孤独につながることもあります。

自分の特性や困りごとを整理し、人や支援機関に相談して一歩ずつ問題と向き合っていくことこそが本当に大切です。

そして、ご本人だけでなく、家族や周囲の人たちも発達障害や二次障害についての正しい知識を持ち、それぞれの気持ちを尊重し合うことが大切です。

小さな前進を褒め合いながら、焦らず気長にサポートし合うことで、困りごとへの対処法も徐々に見えてくるでしょう。

日々の生活の中でできることから取り組み、一人で抱え込まないことが未来の安心につながります。

あなたやご家族が少しでも心穏やかに過ごせるよう、できることを続けてみてください。

発達障害